マリアージュの国、フランスのおいしい食卓

フランスで見つけたおいしいマリアージュのレシピで作って食べての覚え書き。それからフランスの主にテーブルまわりのあれこれ走り書き。

2022-01-01から1年間の記事一覧

味噌とセロリの餃子。お皿に乗ったお国柄。

あんなにもくもくと湯気が立っていたのに、写真に収めきれず残念無念。 昨夜はご近所に住む中国人のお友達のお宅へお呼ばれ。 中国料理をお店で食べたことはあっても、また中国料理らしきものを自宅で作ったことはあっても、中国人が家庭で作る中国料理を食…

この度引っ越しして参りました、五猫です。

6年ぶりの、はてなブログ投稿。2件だけ投稿して、その後なんだか続かず放置。ありがちなパターンですよね、きっと。 そして今年に入って一念発起、今度はワードプレスで書き始め。でもテクニカルなことに時間をかけるのがもったいないなと思うようになり、…

フロマージュはフロマージュである

ゴダールの映画タイトルみたいにしてみました。 さて、先のお料理教室の際、会場のフロマージュリーヒサダで買ってきた日仏フュージョンチーズの食べ比べです。柚子も抹茶も桜も迷ったけれど、結局選んだのは古酒でウォッシュしたマロワ―ル、ウィスキー風味…

パリのお料理教室。チーズのいろいろマリアージュ

先週末、パリ1区にあるフロマージュリーヒサダで催されたお料理教室へ。講師は臼居芳美先生。かつてこちらのお店でコロナ禍前まで販売されていたおせち料理を担当されていた先生です(復活希望!)。 フランスに暮らす日本人ならきっと一度は名前を聞いたこ…

エルダーベリーシロップとプチ・スイス

夏をまるまる日本で過ごしてきました。三年ぶりです。その間、ブログは遠く離れた存在に… そして八月末にフランスの家に戻ってきたら。エルダーの木に実がわんさかなっていて、しかも日が経ち過ぎてしぼみ始めているものも。これは急がねばなりません。 それ…

ベーコンとさくらんぼ

実はこれを作ったのは先月終わりのこと。もう10日以上も経っているなんて!! 近くに住む夫の友人が、家の庭で採れたというさくらんぼをたくさん持ってきてくれました。わたしが住むあたり、ノルマンディー地方の南東では、さくらんぼのシーズンは5月から…

BIOはみんなのもの

フランス大手スーパーチェーンのルクレール。今週の広告には大きく「BIO(オーガニック)はみんなの手に届くべき」(大意)とある。これを目にしてすぐに頭によぎったのは、この国の標語を構成するものの一つ、「平等」。「べき」という言い回しに強い意志を…

レモン、タイム、ポワロと黒鯛

だいぶお久しぶりの投稿になってしまったけれど、気を取り直して。 ELLE à TABLE ウェブサイトで特集されていた "Quels poissons choisir au printemps?" (春に選ぶ魚はどれ?)にあったレシピから、Dorade Grise を使った一皿を作ってみた。 Dorade は日本…

プルドポークと赤ワインビネガー

この料理、作ったのは3月26日。でもその後体調を崩したりしてアップが今日に。今回は隔週誌並みの投稿までこぎつけました。はは、は。まあぼちぼちやっていきましょう。 さて、先日の投稿で冷凍食品専門店・ピカールのアメリカ料理特集の広告を紹介しました…

ピカールの「クレイジー・アメリカ」

家のポストに冷凍食品専門店「ピカール」の広告が入っていました。タイトルは"Crazy America"。おお、これは大胆なワードチョイス。もしかすると"Crazy for America" な気分が乗せられているのでしょうか。ピカール担当者の思惑が気になるところでございます…

ポロネギ、コック貝と和風だし

日本でもおなじみの女性誌「ELLE」。フランスでは毎号、巻末に切り取り可能な4枚のレシピカードがついてきますが、今週号のテーマは「ポロネギ」。日本の長ネギよりも太めで辛味の弱いネギの一種で、存在感は長ネギ同様、主役になることはあまりないけれど…

グリーンサラダにラルドン、チーズと大根

ブログの更新が月刊誌並みになっております。週刊誌並みとは行かなくても、せめて隔週誌並みにはしたいものです。実は最近、料理好きの夫にお任せすることが多く、今回はその夫によるあり合わせサラダです。 このブログのタイトルにもある通り、わたしは常々…

フランス風豆腐の田楽、にんじん、くるみ

世界の他の国々同様、フランスでもかなり市民権を得ている「TOFU」。 わたしが住んでいる小さな町の辺りでお豆腐が手に入るところと言えば、まず寿司スタンドがあるような大きめのスーパー。紙パック入りのお豆腐(しかも大抵は日本製、もしくは日本製でなく…

太陽のクレープ、大地のガレット

二月二日はシャンドラー(la Chandeleur、シャンドルールという表記も)、日本語では聖燭祭とも呼ばれるキリスト教の祝日です。その起源は古代ローマ時代の神、パーンを松明の灯とともに祭ったことにあるようですが、フランスではこの日、クレープを食べるの…

エピファニーは過ぎても

1月6日は東方の三賢人が(三賢者、三博士という呼び方も)幼いキリストの元を訪ねたことを記念したエピファニー、またの名を公現祭の日。フランスでは、ガレット・デ・ロワなるお菓子をいただきますが、今日10日になってもまだまだお店にたくさん並んで…