マリアージュの国、フランスのおいしい食卓

フランスで見つけたおいしいマリアージュのレシピで作って食べての覚え書き。それからフランスの主にテーブルまわりのあれこれ走り書き。

地味なパッケージ=本物感? とは限らない

義妹が住んでいるイギリス。

彼女を訪ねると必ず買って帰って来るのがイギリスの粉もんです。

粉もん… つまりパンの類です。

 

先の年末年始に訪れた際も、いろいろと買ってきました。

そして、それらを食べるのはわたしだけなので、全部まとめて冷凍し、少しずつ解凍しては食べています。

 

最近食べていたのは、上の写真にある Welshcake 。

ウェールズ風ケーキ、ということになるでしょうが、名前にケーキとはあっても、感覚としてはパン菓子、のようになるようです。

本国では bakestone とも呼ばれるそうで、それというのもその昔、石板で焼かれていたからだそうな…。

bakestone とはその調理器具の名前で、それがそのままこのパン菓子の名前にもなった、ということを Wikipedia で知りました。

en.wikipedia.org

お店でこれを買った時、いくつか違うメーカーのものが売られていたのですが、その中でも一番パッケージが地味な素朴な物を選びました。

なんとなく、その方が「本物」っぽいと思って…。

わたしは場所を問わず、地元のものを買うときはつい地味で目立たないものを手に取る傾向があるのですが、きっと同じような方は多いのではないかしら… そんなことないかな。

 

なんでしょう、応援したくなる、みたいな気持ちもあるのかもしれません。

しかし「地味=本物度高」という式が成り立つのかどうかは不明です。

だって、このウェルシュケーキにしたって買った後から原材料名を見てみたらマーガリン(しかもパーム油入り)やら添加物やら書いてあるんだもの…(軽くショック)。

 

今回は、パッケージにある「いかにも中世っぽい」書体につられてしまいました。

それから「THE ORIGINAL」という文言とか。

すごーく、ひっかけやすいお客だと思います、わたしのようなタイプ。

ハハハ…。

 

でも、トースターで軽く焼き直して食べたら、ほろっとした食感が美味しかったですよ。

だからよしということで、また別のイギリスパン菓子について書いてみます。