マリアージュの国、フランスのおいしい食卓

フランスで見つけたおいしいマリアージュのレシピで作って食べての覚え書き。それからフランスの主にテーブルまわりのあれこれ走り書き。

週末、小さな町のお祭りへ

定番曇り空から一転、ここのところは晴天続きで、逆に大丈夫かなと心配になるくらいです。

まだ、青空の日が長く続く季節に慣れておりません。

 

昨日もまた良い天気、満月の日とあって、エルダーフラワーを摘みました。

 

さてさて、先週末は町のお祭り。

陽気が良くなると、だんだん外でのイベントが増えてきます。

 

もともとは " Fête de la cerise(さくらんぼ祭)"という名前だったこのお祭り。

数年前からは " Fête de Vernon(Vernon は町の名前です)" に変わっています。

 

というのも、本来の主役であるさくらんぼを売る屋台が年々減っていき、ついには全くいなくなってしまったという経緯が。

 

今ではフランス国内のあらゆる地方の特産物を売る屋台が中心になっています。

ちょっとしたフランス特産品見本市。

フランス中部オーベルニュ地方からは、ソシソン(乾燥ソーセージ)や生ハムなどの食肉加工品が。

アルプスを擁する南東部のサヴォワ地方のチーズ、そして食肉加工品。

ガレットで有名な北西部のブルターニュからは、クイン・アマンなどのお菓子がたくさん。

そして、こういうお祭りでよく見かけるのがカリブ風の屋台です。

かなり大きな作りになっていて、特産のラム酒を使ったカクテルや地元の料理を提供しています。

初めて見た時は意外な気がしましたが、考えてみればカリブ海に海外県を持つフランス、当然と言えば当然なんですよね。

屋台の飾りにも、売り子さんの衣装にも揃いのマドラスチェック

個人的なヒットは、おそらくこの町の姉妹都市であるドイツの町の屋台でした。

こちらのプレッツェルと、ドイツビール。

実は、スーパーなどで見かける輸入ビールはベルギーからのものが大半で、ドイツ物はあまり見かけないのです。

お隣の国なんですけどね。

もしかすると、ドイツ国境に近い町なら話が違うのかもしれません。

 

フランスやベルギーのビールは甘いと感じるわたしには、
ドイツビールの苦味がうれしかったです。

大道芸人の姿も。
足元の缶にお金が入ると、ロボットのように動き出します。

 

天気が良くて、夏休みも見えてきて、だんだんみんなの気分が浮かれてきている、そんな6月の始まりです。