マリアージュの国、フランスのおいしい食卓

フランスで見つけたおいしいマリアージュのレシピで作って食べての覚え書き。それからフランスの主にテーブルまわりのあれこれ走り書き。

2014年より、フランスはノルマンディー地方の小さな町に暮らしています。

イギリスと英仏海峡を挟んで顔を合わせる地方ですが、私が住む町はぐっと内陸でパリから一時間のところ。すぐ隣には画家のモネが終の棲家を持ったことで有名な村、ジヴェルニーがあります。

ここに暮らすようになってしばらくのちに気づいたのは、「フランスはマリアージュの国だ」ということでした。きっかけは、こちらの料理雑誌を眺めながらその食材の組み合わせ方に心が躍ったこと。フランスならではの伝統的な組み合わせから、あの食材をこの食材と?と驚くような新鮮な組み合わせまで、さまざまな組み合わせを見てはフランスの人々の「合わせる」感性を垣間見るような気がしました。

あらためて考えてみれば、フランス的とも呼べそうなそんな感性は、料理以外のところでも見つけることができます。

例えば印象派の絵画。隣り合わせに置かれた別々の色が調和することで、一つの色彩的なまとまりを作っています。そしてそのような調和は、フランスの人々の着こなしにも表れているように思うのです。例えばそれは機能的な理由ではなくて、ただ差し色をするためのスカーフ、など。

それから、植民地時代、宗主国のフランスはもともとあった現地の文化を無下にせず、フランス的な文化との調和を図ったのだと聞きました。さらにはフランスの個人主義。一つ一つの個が集まって形づくられているフランスという国。

話が料理からそれてしまいましたが、このブログは、私が主に本や雑誌やインターネットサイトで見つけたおいしい組み合わせのレシピを実際に作ってみての料理メモ、そしてその他食材や食まわりのあれこれについて書き留めていきたいと思い始めたものです。

また、フランス暮らしにおける雑念投稿もしていきますので、お読みいただけたらとてもうれしく思います。

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