1月6日は東方の三賢人が(三賢者、三博士という呼び方も)幼いキリストの元を訪ねたことを記念したエピファニー、またの名を公現祭の日。フランスでは、ガレット・デ・ロワなるお菓子をいただきますが、今日10日になってもまだまだお店にたくさん並んでいます。
スーパーなどで売られているものは既に作ってしまったものだから売り切らなければ…というのはわかるのですが、パティスリーでもまだまだ売られているのは6日を過ぎても作り続けている、ということですよね。
ガレット・デ・ロワは中に高さ2センチくらいの小さな人形、フェーヴが入っているから、いろいろなフェーヴ見たさにまた一つ、と手を伸ばす人も多いのでしょう(御多分にもれず我が家も…)。
みんな、そうやってこの時季を楽しんでいる気がします。
ガレット・デ・ロワの中身はアーモンド風味のフィリング、フランジパンが王道。でもチョコ、キャラメル、チョコ&洋梨、リンゴなどさまざまな風味のものが売られています。
幸いなことに我が家では好みが一致していて、毎回フランジパンのガレットを買っています。
さてさて冬から春にかけて、フランスにいると何かしら甘いものをいただく行事が続きます。
少し前のクリスマスではビュッシュ・ド・ノエルなどのケーキ。それに加えてこの時季定番のチョコレートボンボンが家の中に常備されています。そして新年が明けるとこのガレット・デ・ロワ。
2月の初めにはシャンドラー(聖燭祭)のクレープ、そのすぐ後にはバレンタインデーが待っていてもちろん主役はチョコレート。さらに年により3月末か4月頭にあるパック(イースター)でまたまたチョコレート…。
フランスの人達は無理して我慢することをしないのだなあ、といつも思っているのですが、それは大好きな甘いものに対しても同じなのかもしれません。