マリアージュの国、フランスのおいしい食卓

フランスで見つけたおいしいマリアージュのレシピで作って食べての覚え書き。それからフランスの主にテーブルまわりのあれこれ走り書き。

BIOはみんなのもの

フランス大手スーパーチェーンのルクレール
今週の広告には大きく「BIO(オーガニック)はみんなの手に届くべき」(大意)とある。
これを目にしてすぐに頭によぎったのは、この国の標語を構成するものの一つ、「平等」。
「べき」という言い回しに強い意志を感じる。
こんな言い回しがスーパーの広告に使われるというのが文化の違いというやつなのかなあ。
「自由、平等、友愛」。
日々の暮らしの端々に、この標語が体現されているのを目の当たりにする。
(余談ながら「自由、平等、博愛」と学校で習ったこの標語、今は「博愛」と「友愛」両方の訳し方が存在するんですね。ここではフランス大使館にならい「友愛」を選んでみました。
https://jp.ambafrance.org/article4046

(フランスの食卓になくてはならない乳製品ももちろんBIOのものが揃っている。それからパイシートやピザ生地なども。)

私は特段ルクレールびいきという訳ではないけれど、BIO製品のオリジナルブランドを作り、20年にわたって価格を抑えた商品を世に提供してきたのは称賛の価値があると思う。
この広告によれば、2ユーロ以下に価格を抑えた商品が400点以上。
その内容はベビーフードを含む食料品からトイレタリー用品まで、庶民にとってはやっぱり助かるというものですよ。

(加工食品のほか、もちろん生鮮食品も)

この数年でとにかく何でもBIO!というような風潮がどんどん高まっているフランス。
もちろんBIOと一口に言っても、何らかの加工がされた製品は原材料のうちどれだけがオーガニックのものなのか製品によってまちまちなところもあるから、気になる人はよくよく気をつけて原材料名に目を通す必要がある。
けれど、少しでも自然に近いもので作られたものを食べたり使ったりできるというのは、やっぱりありがたいことだと思うなあ。

オーガニックコットンを使った衣料品も手頃な値段で手に入る。
肌触りが驚くほど気持ちいいんですよねえ)