マリアージュの国、フランスのおいしい食卓

フランスで見つけたおいしいマリアージュのレシピで作って食べての覚え書き。それからフランスの主にテーブルまわりのあれこれ走り書き。

夏の終わり、秋の始まり

2カ月に渡る夏の日本滞在を終えて、3日前(既に!)の日曜夜、フランスの自宅に到着。

目の前にある卓上カレンダーを6月から9月まで変えながら、あらためて不在にしていた月日の長さを感じる。

この2カ月間、意図的にというわけでもなく、ブログはおろかあらゆるSNSから離れていたけれど、ここからまた、再開。

 

 

シャルルドゴール空港に着いた時に見上げた空は青空、でも日本で見ていたのよりも薄い青だ。

これがフランスの北の空なのか、それとも夫の言うように大気汚染によるものなのか。
はたまたその両方なのか。

帰り途中、どんどん色を変えていく夕暮れの空が美しかった。

車内からの撮影でボケボケだけど。

 

翌月曜、スーパーへ買い出しに。

店内は「rentrée」一色、学校の新年度開始にちなんだ品物がずらり並んでいた。

フランスのノートはカラフル。
色でどの教科のノートかすぐわかるように、ということかな。

実はわたしは、日本に行くと必ずノートを買ってきます。

というのも、フランスのノートは罫線が縦横細かく引かれていて、慣れていないわたしは目がチカチカして書く気が失せていくのです。

だから今年もキャンパスノートを買ってきました。

文字を美しく書くために細かい罫線が引かれているそうです。
フランスの人のこだわりポイント。

 

2カ月ぶりにフランスのスーパーの中を歩いていると、あらためて置いてある商品の特徴が見えてくるものだ。

そうそう、日本のように個包装の菓子パンはないけれど、大袋に入ったブリオッシュ類が並ぶのだっけ。見ているとつい、あれもこれも食べてみたくなる。

ちなみに pain de mie、いわゆる食パンの中には「American Sandwich」と名が付けられたものも。

フランスではサンドイッチといえばバゲットを使うので。

食パンはあるけれど、厚切りのはお目にかからない。あくまで、サンドイッチ用という感じ。

 

そしてあらためて感じたのは、果物の安さ!

日本の果物はもはや高級品。姿かたちは美しく味もすばらしいのだけど、正直手が出ませんでしたなあ。

日本で食べた白桃やすいか、メロン、ぶどうに梨などは全てよそからの頂きもの。

スーパーで売られる自国フランスやお隣イタリアのぶどう。

1キロあたり3~4ユーロ台。

日本でも見た目は「完璧」ではないけれどおいしい果物がもっと安く手に入ればいいのに… と思うけれど、安価なお菓子に果物が押された結果、敢えて高級路線に進んでいったのかなあ。

 

スーパーの駐車場に立つ木々はすでに紅葉し始めている。

今週は30度越えの真夏日が続くノルマンディー、でも確実に季節は変わっているよね。

来週になったら突然寒くなっていることもかなりあり得る話。

今週のうちに大物の洗濯をできるだけしておこうっと。

週末、小さな町のお祭りへ

定番曇り空から一転、ここのところは晴天続きで、逆に大丈夫かなと心配になるくらいです。

まだ、青空の日が長く続く季節に慣れておりません。

 

昨日もまた良い天気、満月の日とあって、エルダーフラワーを摘みました。

 

さてさて、先週末は町のお祭り。

陽気が良くなると、だんだん外でのイベントが増えてきます。

 

もともとは " Fête de la cerise(さくらんぼ祭)"という名前だったこのお祭り。

数年前からは " Fête de Vernon(Vernon は町の名前です)" に変わっています。

 

というのも、本来の主役であるさくらんぼを売る屋台が年々減っていき、ついには全くいなくなってしまったという経緯が。

 

今ではフランス国内のあらゆる地方の特産物を売る屋台が中心になっています。

ちょっとしたフランス特産品見本市。

フランス中部オーベルニュ地方からは、ソシソン(乾燥ソーセージ)や生ハムなどの食肉加工品が。

アルプスを擁する南東部のサヴォワ地方のチーズ、そして食肉加工品。

ガレットで有名な北西部のブルターニュからは、クイン・アマンなどのお菓子がたくさん。

そして、こういうお祭りでよく見かけるのがカリブ風の屋台です。

かなり大きな作りになっていて、特産のラム酒を使ったカクテルや地元の料理を提供しています。

初めて見た時は意外な気がしましたが、考えてみればカリブ海に海外県を持つフランス、当然と言えば当然なんですよね。

屋台の飾りにも、売り子さんの衣装にも揃いのマドラスチェック

個人的なヒットは、おそらくこの町の姉妹都市であるドイツの町の屋台でした。

こちらのプレッツェルと、ドイツビール。

実は、スーパーなどで見かける輸入ビールはベルギーからのものが大半で、ドイツ物はあまり見かけないのです。

お隣の国なんですけどね。

もしかすると、ドイツ国境に近い町なら話が違うのかもしれません。

 

フランスやベルギーのビールは甘いと感じるわたしには、
ドイツビールの苦味がうれしかったです。

大道芸人の姿も。
足元の缶にお金が入ると、ロボットのように動き出します。

 

天気が良くて、夏休みも見えてきて、だんだんみんなの気分が浮かれてきている、そんな6月の始まりです。



「包む」の魔法

 

フランスのお菓子屋さんで見かけるこの包み。

 

お菓子を載せた台紙をピラミッド形に包装して、中のお菓子がつぶれないようにしています。

 

この包み方が大好きで。

機能的かつ、美しい。

 

初めてこの包み方を見た時は感動したなあ。

フランス的な美意識を見つけた気がして。

 

折り方ひとつで、ねえ。

ただの「包み」が持っていてうれしい物になる。

このあたりは、折り紙という芸術を持つ日本の美意識と重なるところがあるように感じるな。

 

フランスではこの包みをさらに紙袋やビニール袋に入れることはなく(もちろん、その他いろいろ買ったときは別だけれど)、包装が簡易なのがとても良いなと思います。

 

さて中身はマカロンだったのですが、写真を撮らないうちに食べてしまいました。

包みを開けたら、もう中身のことしか目に入らない食いしん坊。

 

ところで、包みと言えば、最近すてきだなと思ったものがあるんです。

こちら。

 

 

初めて行ったお店で、初めて出会ったブランドの自然化粧品。

 

その包みを開けてみたら、化粧品と一緒に包まれたドライフラワーの鮮やかなマリンブルーが目に飛び込んできました。

 

なんてうれしいサプライズ。

この小さなボトルに込められた植物の恵みに思いを馳せました。

 

ちなみにちなみに…

調べてみると、この化粧品が作られているのはフランス東部の山間の村。

雄大な自然の中で生まれた化粧品に、ますます愛着を感じてしまいました。

 

これからいろいろ試したいブランドです。

Plantes et Potions(プラント・エ・ポション)

www.plantes-et-potions.com

カリブの島のモンブラン

 

昭和の子どもだったわたしにとって、ケーキ屋さんに行けば必ず目にしたのは

いちごのショートケーキ(メロンが乗ったのもよくあったっけ)にチョコケーキ、

それからチーズケーキにモンブラン、だったろうか。

 

そのモンブランも、糸状にぐるぐる巻かれたマロンクリームは茶色というより黄色に近い黄土色。

その上に栗の甘露煮のような、つるんと甘い栗が一粒乗っている。

こんな感じの ↓ 。アルミホイルのカップに入っていたらさらにノスタルジック度上昇。

どうしてモンブランって名前なのかな、と不思議に思いつつ、なんとなくその佇まいによく似合う名前な気がしたので、子ども心にそれで納得していました(笑)。

 

大きくなってからそれがヨーロッパのアルプスにある山 " Monc blanc " から取ったものであり、またその名前は「白い山」を意味する意味すると知り、なるほどー!と思うと同時に、

でも、ケーキのモンブランは白くないな…

とも思いましたが、それもまた中に白いクリームが入っているからだろう、ということで一人納得しておりました。

 

時代が変わるにつれて、そして自分が大人になっていくにつれて、黄土色ではない、栗の皮の茶色を思わせるマロンクリームを称えたモンブラン、かつ、雪のように白い粉砂糖を身にまとった「本格的っぽい」モンブランを目にする機会が増えました。

 

…と、モンブランの思い出話が長くなりましたが、今日書きたいのはもう一つのモンブランのこと。

 

先日、結婚記念日の日に町のレストランへ。

セットメニューのデザートの中からモンブランを選んだのですが、目の前に登場したのは真っ白なモンブランでした。

 

それは粉砂糖をたくさんかけたゆえの白いお山ではなく、茶色いところが全くない、

真っ白なモンブラン

 

驚くわたしに「そういうモンブランもあるんだよ」と夫。

聞けばそれは、カリブ風のモンブランなのでした。

たしかにそのレストランのメニューを思い返すと、どこかカリブ風の料理の名前もちらほらありましたっけ。

 

わたしがいただいたものはメレンゲに隠れて目立ちませんが、

本来のカリブ風モンブランが身にまとうのは、ココナッツ。

ケーキの中に入れるクリームにも、ココナッツ。

さすがカリブ!

さらにはラム酒もきかせます。

 

赤い果実、Fuits rouges を乗せるのはフランス本土風、かな

カリブ海に浮かぶ西インド諸島にはかつてのフランスの植民地で現・海外県のマルティニークがあります。

 

そんな縁があるので、フランスではカリブ風の料理やお菓子、そしてお酒をよく見かけます。

フランスに暮らすようになるまで、こんなにフランスの日常に溶けこんでいるとは知らなかったことです。

 

ここでもまた一つ、マリアージュがありました。

 

 

 

朝ブロ事始

ようやく5月らしい陽気がやってきたノルマンディー。
ばらの季節になりました。


書こう、書きたい、

書かないとモヤモヤが生まれる、

のに書かず。

そんな日が続いていた。

 

ブログはどうしても一日の作業的優先順位が低くなっていて、

それで結局、「今日もまたああ時間切れ」となり書かない日がポンと追加。

 

そしてまたモヤモヤ…

 

そんな状況が嫌になったので、仕事より先にブログを書くことにしました。

だから、朝ブロです。

 

3月最後の日曜日にサマータイムが始まってからずんずん日が伸びていて、

朝も六時には空が明るい。

この明るさなら… できる!

 

冬は8時でもまだ暗くて起き上がる気になかなかなれないけれど、

明るい季節のうちに朝ブロ習慣つけようっと。

 

そんな朝ブロ事始。

 

… 今聴いているのはこれ。 …

AIRとしても大好きだけれど、ソロも本当に好き。

youtu.be

 

卵と牛乳と小麦粉と。フィンランドのパンヌカック

図らずもフランス国旗のトリコロールになりました

ご近所に、フィンランドにルーツを持つ方が住んでいらっしゃいます。

子ども同士が年が近く、よくお互いに行き来しているのですが ー 言い方を変えると

よく一緒にアペロをしているのですが、昨日はフィンランドのお菓子を作って持ってきてくれました。

 

その名も、パンヌカック。

フィンランドのパンヌカックだよ」と言われるととてもエキゾチックに響く名前ですが、「パンケーキ」のフィンランド語版、と聞くとああ!と腑に落ちます。

けれどこのパンヌカックは、フライパンではなくオーブンで焼いて作るのが特徴なのだとか。

 

黄金色がきれい。そう言えばムーミンに『黄金のしっぽ』というお話があったっけ。

レシピはその方のお母さんが1950年代に本で見つけたものだそうです。

お砂糖なしのレシピなので、子どものころおやつにもよく食べていたよ、と話してくれました。

 

その方のおすすめでホイップクリーム、いちごジャム、ブルーベリージャムを上に乗せていただきました。

お砂糖が入っていないから、ジャムの甘さでちょうどいい!
それに、このモチモチ食感が西洋菓子には新鮮な気がしました。
モチモチ食感ファンが多い国、日本から来たわたしはもちろん大好き。

美味しくて、二枚目もお願いしちゃいました。

 

基本的な材料は卵に牛乳に小麦粉。
思えばこの三つから、バリエーション豊かなお菓子が作られますよね。

フランスの代表菓子、クレープもその一つ。
でも食感は全然違う。

そしてどちらも、とても美味しい。

割合や調理の仕方でいろいろな仕上がりになる、卵、牛乳、小麦粉。
マジカルです。

 

ノルマンディーの古都、ルーアンと「第六感」。

フランスにいると、個人の、あるいは自分自身の幸せを求める感覚が日本とは違うなあと感じることが多々あります。

いや感覚、というよりは追求度でしょうか。

 

だから例えば、たとえカップルの間に子どもが生まれても、育児によってカップルとしての時間を過剰に犠牲にしません。

いちおう、「過剰に」と入れてみました。

やはりもちろん、全く犠牲にしないということはないでしょうしできませんので。

でも、決して無理はしません。

潔く(?)子どもを誰かに見てもらい、カップルで出かけていきます。

そして自分の気持ちを満たし、幸せな気分でまた子どもと向き合うわけです。

 

前置きが長くなりましたが、先週のバレンタインデーに夫と二人でレストランへ行って参りました。

我が家はかなりわたしの日本寄り育児感覚に支配されているので、こんな風に二人でレストランに行くのは何年ぶりかのことです。

かつ、夜のレストランというのはこの8年半で初めてかも。

 

行き先はノルマンディーの地方都市、ルーアンにある「Le 6ème sens」。

以前こちらでランチをしたという友人夫婦が勧めてくれたのですが、「第六感」というお店の名前の通り、心地よく、かつ刺激的な感覚を与えてくれるお店でした。

 

旧市場広場にほど近い路地に佇む「Le 6ème sens」

 

お店の中に一歩入ると、左手に広がる丸天井の広間がなんだかミステリアスな雰囲気。

お店のサイトを訪問してみたら、1749年に建てられたのだとか。

もともとは何かの貯蔵室かと思いきや、市庁舎になるはずだった建物だったそうで。

 

なるべく早く帰宅したいわたしたちが予約したのは開店時間の19時。

わたしたちがその日一番初めに到着したお客でした。

 

この後あっという間にカップルで埋まった広間

 

わたしたちが注文したのはバレンタイン・コース。

料理に合わせたお勧めワインをグラス3杯つけて。

でもその前に景気づけの(?)アペリティフも飲んでしまったら、やっぱり3杯は多かったなというのは後の祭りの感想です。

 

定番カクテル、コスモポリタンは大きめグラスでやってきた

 

アペリティフは量を飲みたくなかったので、脚の長いカクテルグラスをイメージしながらコスモポリタンを選んだのですが、登場したのはロックグラス。

ストローが2本ついていたから、カップルでどうぞ、みたいなことだったのかしら。

結局全部自分で飲んでしまいましたけど。

泡の上にふわりと乗った2枚のベビーリーフがとても可愛かったな。

 

さて、アミューズ・ブーシュからコースの始まり始まり。

アミューズ・ブーシュは何が出てくるかのお楽しみ

 

写真左から、お米のチュイルに乗ったスモークハドックとアボカドのクリーム、コンテチーズのグジェール、ベルガモット風味のグラブラックス(サーモン)。

塩味、スモーキーな薫り、まろやかさ、甘味、香味…。

ひと口、またひと口、さまざまな味の調和。文字通りお口に楽しいコースの始まりで、否が応でもこの続きにわくわくしてきます。

 

海藻を思わせる飾りつけの葉がきれい。
お皿の模様が波のようです。

 

前菜はラングスティーヌ海老のラビオリとロースト、野菜のコンフィとビスク。

ラビオリは皮が薄めで口当たりがとてもすべらか。ローストした方も身がやわらかで、繊細なコクのあるビスクととても好相性でした。

とろけるような野菜のコンフィも美味しかったな。

こういう、付け合わせ的な野菜が美味しいと、とても得したような気分になります。

 

ちなみに、前菜のもう一つの選択肢は牛ほほ肉のコンフィが入ったクロメスキスでした。

わたしはクロメスキスを見たことも食べたこともありませんが、聞けばもともとはポーランド料理の、コロッケに似た揚げ物なのだそうです。

 

続いて主菜。

  • カジ・ド・ヴォー(仔牛の背中とお尻の間あたりのお肉)のロースト、菊芋のデクリネゾン、ジュ・コルセ、黒トリュフと共に
  • 石平目のロースト、バターナットのコンフィとロースト添え、レモンバターソース

… なんて、ありそうな日本語を当ててみましたが。わたしも夫も、この二つから石平目をいただきました。

 

バターソースは重そう、と思いきや…

 

フランスでお魚をいただくときは、必ずハードルをかなり下げてから一口目を口に運ぶわたしですが(高級レストランならそんなことも必要ないのでしょうが)、この石平目は肉厚、ふっくらしていて自然と「おいしい」という言葉が口から洩れました。

そして重いかな、重いかな、と警戒していたバターソースはレモンがキュッと効いていて、しつこさがまったく感じられない。でも酸味がきついというわけでもなく。

結果ペロリでした。

 

そしてメインに負けないくらい美味しかったのがバターナット。

控えめに言ってもあまりファンではない野菜なのですが、ほわんとしたやさしい甘みがバターソースと相まって、これだけお代わりがほしいと思うほどでした。

 

ところで、バターと言えば。

こちらのお店で出されていたのがこちら。写真がぼけていますが…

 

もうかなり取ってしまった後のお姿

 

ブルターニュ地方の小さな港町、サン・マロからのスモーク塩バターです。

これを自家製のプチパンにつけていただくのですが、何と言いますか、これがすばらしいコースの名わき役になっていました。コース全体を面白い味の旅にしてくれていたように思います。

 

ちなみに、モン・サン・ミシェルから車で一時間ほどのところにあるサン・マロはかつて私掠船の要塞だった町。フランスで人気の観光地です。

 

さあ、主菜が終わってフロマージュ以前の記事でも書きましたが、何となくフランスでチーズを「チーズ」と呼ぶのは禁忌な気がして「フロマージュ」と呼んでおります)。

 

pariskarakoichijikan.hatenablog.com

 

普段コースメニューでフロマージュいただくことはほとんどありません。

その後のデザートのことを考えると余裕がありませんので…。

でも今回のコースではフロマージュを取らないという選択肢がなかったので、そのままいただきました。ここまでの料理の量がお腹にちょうど良かったのも幸運。

 

バレンタインコースに重量感はいらないのであった

 

フロマージュは薄く切ったブリーとコンテにトリュフをかけて。

添えられているのは花椒風味の洋梨マーマレードとベビーリーフだったのですが、このベビーリーフに絡められたドレッシングが甘めの味つけで、同じお皿に乗ったその他の食材ととても良く調和していました。

 

そしてデザート。

ホワイトチョコレートとフランボワーズ、ピスタチオサブレのドームです。

 

どことなくpomme d'amour(りんご飴)を思わせるかたち

 

はらはらと舞った粉雪と、芽吹き始めた若芽を思わせるようなプレゼンテーションは今の季節にぴったりだなと思いました。

ドームの中はと言うと…

 

 

雪のようにふわふわのホワイトチョコレートのムース。

わたしには少し大きめサイズに感じたデザートですが、フランボワーズとピスタチオはフランス人が大好きな味だし、きっと満足する人が多かったサイズ感なのかな。

 

添えられた小さな焼き菓子ってなぜかとてもうれしい

 

最後は苦いエスプレッソでキュッと締め。

添えられた焼き菓子はヘーゼルナッツのマンディアンチョコとオレンジの花のマドレーヌ。

 

あ。ヘーゼルナッツもまた、フランス人に人気の高い食材… 違う言い方をすれば、人気ゆえの大定番。ここでもまた大満足しちゃう。わけですなあ。

 

ごちそうさまでした。